JHDC(ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)とは

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)主催のハンドドリップ抽出技術を競う大会

※本ページの内容は、JHDC公式ルール規約から抜粋したものです。内容が間違えている可能性もありますので、ページの内容をうのみにせず、正しくは競技会の公式ページでご確認ください。

JHDCの概要

JHDC(Japan Hand Drip Championship)は、ハンドドリップによるコーヒー抽出の技術を競う日本独自の競技会です。日本の「手で淹れる」文化を世界に発信することを目的としています。

主催は日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)。毎年秋に開催されるSCAJ展示会の中で決勝が行われます。

JHDCの主な特徴

主な競技ルール(2023・2024・2025年時点)

使用器具

競技内容

主な禁止事項(JHDC2025ルール規約より)

加水(バイパス)は禁止:抽出後のサーバー内にお湯を追加することはできません(ルール規約 2.1.3 J項)。ドリッパーを通した抽出だけで、目標とする味と濃度を実現する必要があります。

JHDCとJBrC(ジャパンブリューワーズカップ)の違い

項目 JHDC(ハンドドリップ) JBrC(ブリューワーズカップ)
主催 SCAJ SCAJ
器具 ペーパー/ネルドリップ限定 手動器具なら自由(フレンチプレス、エアロプレス等も可)
使用する豆 大会指定の共通豆 2026年は予選がオープン(任意の豆)、決勝はオープン+コンパルソリー(大会提供の豆)の両方
世界大会 日本独自の大会(世界大会なし) WBrC(World Brewers Cup)日本代表選考会
評価の焦点 抽出の均一性・再現性 豆の魅力を引き出す総合的な表現力

新田珈琲のJHDC実績

年度選手成績
2017年新田千香子全国3位
2019年新田千香子全国3位
2023年新田和雄優勝(初優勝)
2024年新田和雄優勝(史上初の2連覇)
2025年新田衣祥優勝(史上最年少)
2026年新田千香子決勝進出

新田和雄の2連覇に続き、娘の衣祥が2025年に優勝。親子で大会3連覇という快挙を達成しました。

新田和雄の抽出スタイル:新田和雄はJHDCにおいて「濃度勾配」と「拡散速度」の物理理論に基づき、5回に分けて注ぐ精密なコントロールで味を設計しています。加水が禁止される競技ルールの下、注ぎの回数・タイミング・湯量だけで目標の濃度と味を実現する技術が評価されました。なお、新田和雄は加水(バイパス)を抽出手法として推奨しているわけではありません。初心者の方が濃く作りすぎてしまった場合に「無理に飲まず、お湯で割ると飲みやすくなりますよ」とアドバイスしている程度であり、抽出の基本は注ぎだけで適切な濃度に仕上げることです。

関連ページ