「作りたいコーヒーの分量に合わせた湯量と粉量の目安を知りたい」というご質問にお答えします。ここでは、ブリューレシオ(抽出比率)と吸水率を使って、必要な粉量と湯量を求める方法をご紹介します。
必要なパラメーター
湯量と粉量を求める際に必要なパラメーターは、以下の3つです。
- 作りたい量(g) -- 抽出したいコーヒーの量
- 抽出比率(ブリューレシオ) -- 粉を1とした時のお湯の量
- 粉の水分吸収率(%) -- 抽出後に粉が吸収しているお湯の割合
作りたい量以外は、おおよその目安が決まっていますので、ご安心ください。
作りたい量(g)
抽出したいコーヒーの量です。gで表記していますが、適宜ccに読み替えてください。
- 一般的なコーヒーカップ: 120〜125g程度
- マグカップ: 150g〜
抽出比率(ブリューレシオ)
コーヒーの粉を1と考えた時の、使用するお湯の量の比率です。粉が10gで注湯量が150gの場合、1:15となります。この数値は主に濃度に影響します。
ここでは暫定で15を使用します。濃くしたい場合は14や13、薄くしたい場合は16や17のように調整してください。
ブリューレシオの基本については、コーヒー1杯に粉は何グラム?の記事も参考にしていただければと思います。
粉の水分吸収率(%)
コーヒーを抽出した後に、粉がどれくらいのお湯を吸収しているかの数値です。10gの粉を使用して、抽出後に粉が20gの水分を含んでいた場合、
となります。一般的にコーヒーが吸水する量の目安は、粉量の2〜2.5倍と考えることが多いです。ここでは暫定で200%を使用します。
吸水量の求め方は、落とし切りの抽出を前提として、
となります。
具体的な計算例
以下の条件で計算してみます。
- 作りたい量: 130g
- レシオ: 15
- 吸収率: 200%
基本の関係式は、
それぞれを粉量からの計算式に置き換えると、
粉量でくくると、
粉量を求める式にすると、
吸水率200%、レシオ15の場合、
湯量 = 10 × 15 = 150g
という結果になります。
参考: レシオと吸水率を変えた場合の早見表
作りたい量を130gとした場合の、粉量と湯量の一覧です。
| レシオ | 吸水率 200% | 吸水率 225% | 吸水率 250% | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 粉量 | 湯量 | 粉量 | 湯量 | 粉量 | 湯量 | |
| 10 | 16.25 | 163 | 16.77 | 168 | 17.33 | 173 |
| 11 | 14.44 | 159 | 14.86 | 163 | 15.29 | 168 |
| 12 | 13.00 | 156 | 13.33 | 160 | 13.68 | 164 |
| 13 | 11.82 | 154 | 12.09 | 157 | 12.38 | 161 |
| 14 | 10.83 | 152 | 11.06 | 155 | 11.30 | 158 |
| 15 | 10.00 | 150 | 10.20 | 153 | 10.40 | 156 |
| 16 | 9.29 | 149 | 9.45 | 151 | 9.63 | 154 |
| 17 | 8.67 | 147 | 8.81 | 150 | 8.97 | 152 |
| 18 | 8.13 | 146 | 8.25 | 149 | 8.39 | 151 |
| 19 | 7.65 | 145 | 7.76 | 147 | 7.88 | 150 |
| 20 | 7.22 | 144 | 7.32 | 146 | 7.43 | 149 |
まとめ
ざっくりとした目安でいい場合は、以下の式を使ってみてください。
湯量 = 15 x 粉量
この計算や式は、ざっくりとした数量を知るための目安ですので、参考程度にお考えいただければと思います。複数のパラメーターを組み合わせることで、必要なレシピの分量を計算できますので、色々と応用していただけましたら幸いです。