レシピ クレバードリッパー 浸漬式

クレバードリッパーのレシピ

新田和雄(コーヒー鑑定士) | 初出: 2021年4月 | 更新: 2026年4月

この記事でのレシピは、実際に新田珈琲で使用しているものです。抽出と検証を何度も繰り返して今のレシピになっていますが、今後も変更の可能性はあります。よければ参考にしていただければと思います。

必要なもの

レシピ

1杯分(150ml)

器具: クレバー S または L 粉: 14g(中挽き) 湯温: 90度程度
  1. ペーパーリンス後、コーヒーをセット
  2. 蒸らし用にお湯を満遍なくかける(50ml以下)
  3. 30秒程度蒸らす
  4. 200mlまでお湯をかける
  5. 2分00秒でサーバーにセット
  6. 150ml抽出で終了

2杯分(300ml)

器具: クレバー L 粉: 25g(中挽き) 湯温: 90度程度
  1. ペーパーリンス後、コーヒーをセット
  2. 蒸らし用にお湯を満遍なくかける(70ml以下)
  3. 30秒程度蒸らす
  4. 380mlまでお湯をかける
  5. 1分50秒でサーバーにセット
  6. 300ml抽出で終了

3杯分(450ml)

器具: クレバー L 粉: 36g(中挽き) 湯温: 90度程度
  1. ペーパーリンス後、コーヒーをセット
  2. 蒸らし用にお湯を満遍なくかける(100ml以下)
  3. 40秒程度蒸らす
  4. 520mlまでお湯をかける
  5. 1分40秒でサーバーにセット
  6. 450ml抽出で終了

クレバードリッパーの特徴

クレバードリッパーは、初心者の方でも手軽に美味しいコーヒーを楽しめる器具ではないかと感じています。

クレバードリッパーの抽出は、主に粉とお湯の接触時間によって味の抽出を行う「浸漬式」を利用しています。そのため、細やかな注湯テクニックよりも、粉量・湯量・時間を管理する方が大切になります。

また、同じレシピと同じコーヒー粉を使えば、大きく見ると同じ味を再現できるため、味の規格化(マニュアル化)がしやすいと感じています。実際に、新田珈琲のコーヒーをご利用いただいている店舗さん(カフェ、レストラン)の中には、スタッフによる味の違いを少なくするためにクレバードリッパーを使われているお店もあります。

このように、お湯のかけ方を気にせずコーヒーを美味しく楽しむことができますので、手軽にコーヒーを美味しく飲みたいという方にもおすすめできる器具です。

浸漬式の他の器具: フレンチプレスも浸漬式の器具です。フレンチプレスは金属または樹脂製のフィルターで濾すため、油分を通すのが特徴です。一般的なペーパードリップのすっきりした味わいがお好みの方はクレバードリッパー、コーヒー感をより丸ごと楽しみたい方にはフレンチプレスも選択肢の一つかもしれません。

使用上の注意点

お店で器具を販売する際にもお伝えしていることですが、いくつか注意点があります。

組み立て時の注意: サーバーにセットした際に上がり下がりする部分は取り外せます。この部分には爪(出っ張り)が4か所あり、本体にはそれを受けるくぼみが4か所あります。急いではめようとして爪を無視すると、本体から外れなくなり破損の原因になりますので、分解して戻す際はお気をつけください。
シリコン部品の劣化: お湯の抜ける弁の部分はシリコン製の消耗品です。劣化(硬化)すると、お湯を注いだ際に下から漏れる場合があります。その場合は交換してください。
使用前の確認: 正しく使用していても、シリコン部分がうまくはまらずお湯が漏れることがあります。使用前に軽く指で弁の部分を押して、きちんとはまっているか確認してから使うと、漏れを防げます。

まとめ

粉量と湯量、そして接触時間で抽出を行うことから、クレバードリッパーは初心者の方でも手軽に美味しいコーヒーを楽しめる器具と言えます。さらに浸漬式で規格化しやすいことから、調整もしやすい器具です。

この記事のレシピを出発点として、粉量や湯温などを変更しながら、ご自身に最適なレシピを見つけていただければ幸いです。